マルの日常

とある日曜日

その日集まった4人は、S子の結婚を祝うため、飲み屋にいた。
Y子は既婚者。S子と仲がいい。マルは、私の1つ下で2人より年上のH美と仲が良かった。
S子は、20代後半にして初めてできた恋人と結婚する。しかもまだちゅーしかしてないとの報告。
S子は人生最大の喜びに笑顔満面。Y子は式場選びの話をS子としている。

酒とタバコと男と女

「ききまして?H美さん、S子が結婚なさるとか。」
「ええ、ききましたとも、マルさん。しかもちゅーしかしてないんですって。」
「男と女って、そんな簡単なものでしたかしら?もっとこう、どろどろしたものだとおもっていましたわ。」
「ええ、私も、不倫を経験したときにおもいましたわ。」
「しかも最初の彼氏と・・・。結婚てそんな簡単だったかしら?」
私とH美の会話を聞き咎めて、Y子が怒鳴った。
「そこ!!今日はお祝いなのよ!!自分らがちょっと行き遅れたからって文句言わない!!」
Y子の「ちょっと行き遅れた」という単語に反応し、傷つく二人。
「H美さん・・・私いまヒットポイントが半分になりましたわ。」
「マルさん、私は毒にやられたみたい・・・。」
毒消しのためか、H美はデカンタのワインをどぼどぼついで飲んだ。私は横を向いて紫煙を吐く。
「やっぱり呼ばれるのかしら、結婚式。」
「そりゃあ、マルさん、呼ばれるでしょうね。」
「H美さん、私もうおいしいご飯食べたいとか言いたくないです」
「私も、もう着ていく服がないです」
となりの二人は楽しく結婚話をしている。もうこっちに構いたくないらしい。
「H美さん、賭けましょうか、お互いが最後の一人になるほうに200円。」
「マルさん・・・、私そんな出費死んでもいやです。」
宴会は、夜中まで続いた。